最近CMで流れている「ダヴ リアルビューティキャンペーン」というものが気になり、どんなサイトなのかwebサイトを訪れてみました。
結果から言うと「とてももったいない」印象を受けました。つまりテレビCMであれだけサイトのURLを表示して誘引しているにも拘らず、サイトのクオリティがそれに見合っていない印象を受けました。
具体的に検証してみたいと思います。
「ダヴ リアルビューティキャンペーン」
コンセプトとしては「全てのスタイル、全ての年齢の女性それぞれにそれぞれの美しさが存在する」という事を「リアルビューティ」という言葉で表現しています。
「リアルビューティ」という事を提唱するのであれば、そのwebサイトも当然「ビューティ」でなくてはなりません。イメージ的には「資生堂」の各商品ページなどがそれに当てはまるのではないでしょうか?
シンプルで優雅なflashコンテンツ・・使用している画像やテキストもとても美しく。きちんとユーザビリティも考えられており、ストレスなく閲覧できるように仕上がっています。
一方、リアルビューティのサイトはどうかと言えば・・
シンプルさを狙っている意図は伝わってきますが、CMS(Contents Management System)が使用されている様なのですが、全体的に作りが甘く、細部に気を配っているサイトとは言いがたい印象です。
「CMSに頼りすぎてしまうとこうなる」という勉強になります。
例えばメインコンテンツとも言える「あなたはどちらにチェックをつけますか?」という「投票画面」。
画面右側に表示されているチェックボックス及びテキストがありますが、いわゆるフォームではなく恐らくシステムが生成した部分なのでしょう。
サイズが大きいにも拘らずいわゆる「デフォルトフォント」です。
さらにその下に表示されている「次へ」という意味だと思いますが、そのナビゲーションも「>>>>>>>」です。
このサイズのテキストでデフォルトフォントで表示されているものを、HTMLの練習素材以外では久しぶりに見ました。
また「ディスカッションボード」なるコンテンツでは、「あなたの考えるほんとうの美しさとは何ですか?」というコメントの投稿を求めているのですが、「ディスカッション」というタイトルであるにも拘らず、投稿に対してコメントを付ける事ができず、一方通行に投稿するだけです。これは明らかにタイトルミスですね。
さらに「美しさに関するアンケート」では、アンケート項目の回答をチェックボックスで求めているのですが、選択肢を一度選択してしまうとなんと変更ができない!・・のです。
その他にも疑問に思う事は多数存在します。
もちろん今回のコメントはこのwebサイトを一方的に非難するものではありません。
その証明として「ダヴ」の別サイト「myDove」は、とても綺麗なサイトに仕上がっていますし、イメージをとても良く表現されています。
それだけに今回のキャンペーンサイトは残念でなりません。
恐らくCMSに傾倒しすぎてデザインを疎かにしてしまったのでしょう。
ともあれ、大手企業のwebサイトとしては、珍しい位のコンテンツになってしまっていて、CMのイメージから期待して訪れたユーザーとしてはとても残念です。
「コンピュータはデザイナーではありません、デザインは人が行うものです」